初めて自分で買った音楽アルバムは、「矢野顕子」のファーストアルバムだった。数年後、コピーライター(糸井重里氏!)が作詞したCMソングがヒット。それからまた数年後、私が広告業の道にすすむに至ったに、影響したことは間違いない。
コロナ禍3年目、「矢野顕子ピアノ弾き語り」の報せをみて、あの声をひさびさに生でききたいと申し込んだ。ピアノだけ、というのもいい。そして場所は、浜離宮朝日ホール!クラシックコンサートを中心に催している音楽ホールである。
心地よい時間だったぁ。
ひさびさに歌ってみる、と前置きのあった一曲「風をあつめて」。耳を澄ましながら、無意識に天を仰いだのだけれど、ピアノの響きが降ってきて(音楽ホールならではの浴びる感覚!)、その先に風がゆったりと回っているのが見えて、ぬるい涙がじわっと沁み蒸発していったよ。
音楽、すごいな。また何か「浴び」にいきたいけれど、次は「突き上げ」系かな。
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