ヌイモノ

余剰布+ボタンなど

図書館で見かけた古着リメイクの本に「ネクタイから作るコサージュ」の作り方が載っていて。インスパイアというやつでしょうか、ネクタイではなく手元にあった余剰端切れとボタンを使って見よう見まね、勝手にアレンジして作ってみました。

作り出したら楽しく、身に着けるイメージも膨らんでいき、あっという間に3つ完成!

服を買ったときに付いてくる予備ボタンを何の意識なく放り込んでいたボックスを、この機に整理。捨てないでよかった、と思えるまでずいぶん年月がかかりました。

余剰布ですから、当然ながら同じ布を使ったモノがいくつかありまして。胸元につけるだけじゃなく、バッグやヘアバンドとのコーディネートも楽しめそうです。


ブロックチェック綿麻混合シャツ&オレンジギンガムシャツ アップサイクル + 余剰布端切れ数種

ノートパソコンを持ち歩くのに(しかも帰りにスーパーに寄ったりするのに)ショルダーバッグいいかもなぁ、そんな心の声にこたえ。着なくなったシャツを断裁して先日ヘアバンドをつくった勢いのまま、まだ残っていた白黒ブロックチェック生地も使って作りました。もうひとつオレンジと白のギンガム地のシャツも断裁。そうとう昔に着たもので今となっては自分に合うとは思えず、薄地でもあったので裏地使用に。シャツに付いていた胸ポケットをそのままバッグの内ポケットに、ちょうどよい位置にくるよう布取りできました。

あとは手元にあった余剰布を集め、生地の厚さなど考慮しながらパッチワーク。ショッキングピンクのリネンコットンと黒字の刺繍柄コットン布は、残っている布から出来うるだけ大きく断裁してデザイン性に活かしました。それぞれ存在感のある色や柄の布ゆえ、もともと使って作ったスカートやヘアバンドと楽しくコーディネートできそうです。さっそく、今日のお出かけにデビューさせます。

綿・麻混合シャツ アップサイクル + 飾りボタン

この数年で、いちばんヌイモノ手作りしてきたのが、ヘアバンド・ヘアターバンです。手作りした洋服とコーディネートさせたり、エプロンやマスクカバーとおソロにしてみたり。おかげで手元にたくさんあり、ここしばらくは作らずとも日々とっかえひっかえ愛用していましたが、無性にミシンをさわりたくなり久々に作ってみたのがコレ。「布素材になるかも袋」によけておいた着なくなったシャツをリメイク活用。袖口をまくりあげ留めおくためのボタンと袖留めをデザインのアクセントにそのまま活かしました。ボタンはピンク色の太い糸で付けアクセントに。レトロな飾りボタンもつけてみました。

シャツから切り出した生地は、端切れとしてまだあるので、また活用したいと思います。


ハンドメイドヘアバンドの一部(あくまで自分用)↓



◎いろいろ作った中で、少しユニークかなぁ、洒落た布だなぁ、というものを

 数点だけですが、こちらでご紹介、販売しています。

 よろしかったら、どうぞ。

https://minne.com/@saikosandesu


キャンバス生地トート+オックス(カーキ・イエロー)+薄手コットン(黒)+メッシュ(蛍光イエロー)+刺繍糸数種

企業や店の記念品・景品としてもらったエコバッグ。使いやすく重宝しているものもあるのですが、正直これはちょっと、というものも。気づけばいくつか仕舞いっぱなしに。そのなかで、キャンバス生地で作りがしっかりしているもの(有名企業がそれなりに費用かけて作ったものと想像)がひとつ。企業名と少々残念なマスコットキャラクターが袋の真ん中にドンとほどこされていて、申し訳ないけれど使わずにおりましたが、ここにポケットをつけたらとリメイクしてみました。

わざわざ材料を入手したわけではなく、手元にあった端切れの類をごそごそ探り。先日作ったコースターの並み刺繍の没頭感をふたたびと、円をモチーフに刺繍模様をほどこした大きなポケットを片面につけました。ポケットの中をのぞくと、あら、キャラクターちゃんがニッコリお隠れに。並み刺繍は裏面も結び目以外は同様に見えて、そこが妙にわくわくするのです。見えないところもチャーミングって楽しい秘密を携えて過ごすようで素敵です。

もう片面は、明るく類ない感じにしたかったので、黄色のオックス生地をベースにしたポケットに蛍光カラーのメッシュ生地で円の飾りを。前に別のバックリメイクでもやってみた飾りですが、縫い付ける糸をしっかりめに、もう一面の刺繍糸と合わせ同じ糸を使いました。縫い終わった後の短い水色の糸が、布の空きスペースに面白い形で偶然おさまっていて、おやおや、このまま付けちゃうのもありかと縫い付けてみました。知らない人がみるとピーマンか何かをカタチどっているように思うかもしれませんが、意味があるとしたら単なる「偶然」ですね。

持ち手は、汚れが見えづらいようにと黒いコットンを巻きつけ、あたかもデザインなていで整えました。これで完成なのか自分でもわかりませんが、温かい季節になったら使い始め、使いながらさらに手をくわえるか考えます。


※もとのトート

コットンリネン+刺繍糸

旧知の仲間、料理家でワインスペシャリストの沢樹舞さんと、一昨年ワイン色(バーガンディカラー)のオリジナルエプロンを作らせてもらいました。その時の端切れが手元にあり、いつか何かと思いながら時はすぎ・・・・・

先日、映画をみた帰りにふらっと入った雑貨屋さんで、刺し子風の刺繍柄袋をみて、いきなり「そうだ!」と思いついたのです。いわゆるインスパイアされたというやつ。タイミングとは素晴らしいもので、その店に刺繍に向きそうなカラフルな太い糸が!偶然ではない、即行ゲットです。

手を動かしはじめたら、たのしくてスイスイ。次はどんな柄にしようか、わくわく夢中に。夜更かししそうになったところで我にかえり、残りは明日といったん止めましたが、翌日には完成しました。そして勢いのまま、おまけの小袋作製。

料理好きとヌイモノ好きの接点のような、食卓小物や料理小物、まだまだ作れるものあるかもしれません。次の「そうだ!」はいつくるでしょう。


ミナペルホネンのショルダーバッグ+メッシュ生地(蛍光イエロー/モスグリーン・グレー)

ずいぶんと前に購入し、かなり長い間愛用していたミナぺルホネンのショルダーバッグ。お気に入りなぶん酷使、その結果、バッグ上部の布が擦り切れ、穴まであいてしまいました。樹木柄のファブリックが愛しすぎて捨てられないまま収納ボックスの奥に入れたまま……まさか数年後ヌイモノにハマるとは微塵も思っていなかったのですが……始末しないでよかったです!

メッシュ生地を使った自作マスクカバーを使った日に「あ!」とひらめき、バッグをひっぱりだしました。数種のメッシュ生地を擦り切れた部分に重ねながら方針決定!

片面は蛍光イエローのメッシュ生地を主に。もう片面はメッシュ目の細かいグレー生地で穴の部分をふさいだうえでモスグリーン生地を使って。円形にカットした生地を複数枚重ねデザインのポイントにもなるようアスタリスク状に縫い付けました。

樹木から胞子が飛んで思わぬタイミングで不思議に開花したバッグ、とでもしておきましょう。また何シーズンか楽しめそうです。

正確にいうと「おくるみ和服の反物の残りから」作ったものです。もうずいぶんと前に、母から和服をいくつか譲りうけた際に実家の和箪笥にあった「反物の残り布」をいっしょにもらってきたのでした。「これ、“おくるみ”の残りだと思う」母は申しておりました。たぶん兄が生まれた時のもの、70年近く前のものではないでしょうか。おくるみ本体が、どこにあるのかは解りません(兄に歳の近い従兄のところに伝わったか…)。持ち帰った時は、単に「可愛いなぁ」と具体的な使いみちも考えておらず、その後長らく我が家の箪笥の引き出しに眠っていましたが、先日とあるきっかけで「タペストリーにしたらいいかも」と引っ張り出し、眺めているうちに「半襟にしたら素敵!」「残りでさらに帯揚げもできちゃうかも!」と。作り方はすこぶる簡単、サイズさえ確保できれば長方形に整えるだけですからね。少しだけ継ぎ接ぎしました。さて。半襟と帯揚げまで仕上がったのはいいのですが、どのタイミングで身につけられるでしょうか……和装機会をつくるしかありませんね。

グレイッシュグリーンコットン

ほぼ1年前に作ったもの。思い立ったようにヌイモノをはじめ、日暮里の生地問屋街に初めて出向いたとき、このAラインワンピースの型紙に出会ったのでした。これなら作れるかも、着たいかも。そんな気持ちを持ちながらブラブラしていたら、おどろくほど安価なこのグリーンのコットン生地をみつけ迷わず購入、もういちど型紙売り場にもどり、そちらもゲット。ヌイモノ熱を冷ますためにも、このワンピースを作るまでいったん熱に身をまかせよう、と作ったのでした。実はちょっと失敗したのですが(秘密)、なんとか着られるカタチで出来上がり!首回りと袖口の黒い飾りかがりは、その失敗をお洒落にかえるためのもの。我ながらよいアイデアでした。なかなか洒落て見えるらしく、材料費を考えると世間でいう「高見え」な一着ですね。残った布は、ヘアアクセのほか、エプロン、Tシャツ等々「いろんなもの」に使いました。そして今年、同じ型紙でもう1着仕立てるか、と思っているところです。

グレーウール地×タータンチェック柄ビッグポケット

もともと帽子を作りたくで入手した生地を、帽子だけでなくスカートに仕立て、そしてさらに…縦型のトートバッグを作りました。片面の外側に、タータンチェック生地で、ビッグサイズのポケットをつけデザインのポイントに。ポケットの淵は赤い刺し子糸でかがっています。このポケットのほかはシンプルに。持ち手はブラック、内側は手元にあった濃緑のコットン。いろいろなファッションに合わせやすく、秋冬の持ち歩きに重宝しています。内ポケットは2つ、1つはスマホ用に縦型に。8㎝のマチをつけているので、ノートPCなどもすっぽりはいり、機能的にも便利です。気づくとこの数年、チェックに惹かれる自分が…いましばらくは飽きない予感です。

同布を使ったヌイモノは、こちらから。

https://saiko-san.themedia.jp/posts/categories/4627016

濃赤ウールジャージ×ウールタータンチェック

グレーのウール地で自作の帽子を作り、

 https://saiko-san.themedia.jp/posts/23770877?categoryIds=4627016

意外と簡単でいいかもと勢いそのまま、チェック柄で作りたくなって、もうひとつ。チェック布はポイント使いがいいなぁと濃赤のウールジャージと組み合わせました。基本は前作同様の作り方ですが、アレンジ好きな性分が発動し、縫い合わせ部分の縫い目を黄色い糸でアクセントに。片側はランダムなジグザク縫い、もう片側はこまかいジグザク(かがり縫い)を複数本かさねました。濃赤ジャージ布で、短めの首巻も作りました。

もうひとつのアレンジは、折り曲げた裾を縫い付け(固定)しなかったこと。裾を伸ばして頭部に布がくしゅっと溜まる感じに被ることができます。

すでにご紹介していますが、2つの帽子の余剰布でギャザースカートを作製。
 https://saiko-san.themedia.jp/posts/24533383
そのほかにも、トートバッグやヘアターバンなど、無駄なくいろいろ活用進行中。これもまた性分です。

グレーウール×ウールタータンチェック

先日ご掲載した山型帽子(写真2点目の右上)に使った手触りのよいグレーのウール。残った布をどうしようかと思いつつ・・・もうひとつチェックを活かした冬帽子を作りたくてウールのタータンチェックを入手。このチェック地がm単位で買得だったため、結果的にこちらも余剰が・・・。その2つを合わせてスカートにしました。スマホを入れて横に倒れないサイズのポケットをアクセントに。裏地はつけていませんが、透けず肌触りもよいので、気軽に着られそう。帽子とコーディネートもできますが、冬の外出は身につけるものが多くなるので、バランスを見ながらだなぁ。

グレーウール×刺し子糸

私にとってヘアまわりのお洒落原点は、帽子です。長くトレードマークでした。まさか、自作する日がくるとは。ヘアバンドをいくつも作っていく中で「ん?saikosanといえば帽子でしょう」と心の中でひとりごち、少し調べて1枚の四角い布を縫い合わせるだけのシンプルな工程にたどりつき、初製作! スーツの仕立てに合う柔らかい手触りのウール生地を使っています。数年前、使うあてもないのに妙に惹かれて購入した赤い刺し子糸を、裾止めをかねてアクセントに使ったら、あら、可愛いじゃないの。どの面を正面にするかは、かぶる時の気分しだいかな。さて、帽子づくりは、これからどう発展するやいなや。まだ自分でもわかりません。