予定が、合わない。ついに数日、返信もない。若かったあの頃なら勝手に焦って文句をぶつけていただろうけれど、こじらせる結果しか待っていないのを知っている。ゆっくり構えよう、胆をすえたとたん連絡がきた。久しぶりの晩餐は、あえての変化球。赤くないけれどピリッと辛い、鶏の風味と豆乳がまろやかな、ツンデレな一品。ひと口ごとに拡がる、刺激とやさしさ。この味は、メッセージ。替えがたい存在を噛みしめてもらおうじゃないの。
作り方
① 生姜、ニンニク、青唐辛子を、みじん切りに(刻んだ状態で、生姜は大さじ1、他は小さじ1程度)。ごま油(小さじ2)とともにフライパンにいれてから、火をつけ中火で香りをたたせる。
② 鶏もものひき肉(60g)をくわえ、パラパラにほぐしながら火が通るまで炒める。
途中で紹興酒(なければ酒 大さじ1)をくわえる。
③ 中華スープ(150cc ※創味シャンタン等をお湯でといたもの)と豆乳(調整タイプ50cc)をフライパンにそそぎ煮立たせ、一口大にカットした豆腐(半丁)もくわえ、弱火で水分がとびすぎないように煮こむ。
④ みじん切りにした白ネギ(1/3本分)と、花山椒(適宜)、白こしょう(適宜)をくわえる。味をみて、必要であれば塩コショウ等で味をととのえる。
⑤ 水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1 水小さじ2)を回し入れ、とろみをつけながら、ひと煮立ちさせたらできあがり。
※食べるとき、好みで、さらにラー油を足してもいい。
※豆腐は、塩をくわえた熱湯で先にゆがいておくと、崩れにくい。
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