#44 曖昧をやめた自分にやさしくエノキ焼売

経験と反比例して恋に不器用になった。同時並行とかノリ代とか、無理だ。ずるさを抱える体力がなくなっただけと自笑する。一人に別れを告げスッキリさせた心地よさはあるが、傷つけた痛みが体中を侵食している。きょうは、やさしい味を。目の前の人へ振舞っているようで、その実、自分のために作ったのかもしれない。ごめん、ゆるして。「おぼろ月みたいな焼売」ふいに言われハッとする。そうだ、こんな感じ方をする今の人に恋をしたのだ。お互い見つけてしまったのだ。おぼろ月みたいな柔らかさが今ここにある。

作り方

① 玉ねぎ(大1/2個 120g)をみじん切りにして、片栗粉(大さじ3)をまぶしておく。

② 豚のひき肉(150~200g)に、醤油(大さじ1)・砂糖(大さじ1)・鶏がらスープの素または帆立スープの素(顆粒タイプ 小さじ1)、すりおろし生姜(少々)をくわえ、粘りが出るまで練るように混ぜる。

③ ゴマ油(小さじ2)と①の玉ねぎを、②の肉ダネに合わせ混ぜ合わせる。

④ エノキ茸(100g)を細かく刻みバットにひろげ、一口大に丸くまとめた肉ダネを置きコロコロころがし、エノキ茸をまとわせる(掌でころがしながら、しっかり密着させる)。

⑤ 火が通るまで10分ほど蒸す。


・しっかり味つけてあるので、つけダレなしでOK。好みで辛子をつけて。

・蒸すかわりにレンジでも仕上げられます。その場合は、軽く水をふきかけ、ふんわりラップして加熱を(600W4分目安)。

・エノキのかわりに塩揉みしたキャベツの千切りでも。もちろん焼売の皮で包んでも。

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