#35 なんちゃってパーティに鶏肉の北京ダック風

恋人になって初めて一緒に仕事をした。思った以上に変わりなかった、自然だった。話が早い同志だった。トラブルをともにこえて満足なゴール、そうか同じタイミングで充実を迎えられるんだ。晴れやかな顔をつきあわせ、プライベート時間が始まる。密かな打ち上げ、お疲れさまパーティ。言葉にはしないけれど、そんな気分を食卓に託す。なんちゃって北京ダック。まったくの別物だけれど、ちゃんと特別感あるでしょ、美味しいでしょ。いつか仕事でぶつかったとしても、自然でいられるだろうか、抱き合えるだろうか、、、きっと大丈夫。それぞれに包む、親密な沈黙の中で考えていた。

作り方

① キュウリ(1本)と葱(半本)は千切りに。葱は水に10分ほどさらしておく。

② 鶏のもも肉(1枚)は常温にもどし、肉の厚いところに切れ目を入れつつ筋を切る。皮側は数か所包丁の先で突いて切れ目を入れる。

③ 鶏肉の両面に、塩胡椒と五香粉を適量ふる。

④ フライパンに火をつける前に、鶏肉を皮面を下にして広げ置く。中弱火で7分~10分程度焼く。肉が縮まぬよう、最初の数分、肉の上にアルミ箔をひき重しをするとよい(重し:底が平らな鍋等重さが足りなければ水をいれる)。

⑤ 肉を上下かえし、余分な脂をキッチンペーパーでふきとり、肉面を3分程度焼く。

⑥ 肉を焼いている間にタレをつくる。甜麵醬(大さじ1)ハチミツ(大さじ1)醤油(小さじ1)胡麻油(小さじ1/2)を混ぜ合わせる。

⑦ 肉は皮面を下にして包みやすく食べやすい形に切り分ける。

⑧ 鶏肉、きゅうり、葱を器にもり、タレを添える。

⑨ 市販の北京ダックの皮か、生で食べられる春巻きの皮などに、具材とタレを包んで食べる。

※香菜や三つ葉をいっしょに包んでもよい。

※皮のかわりにライスペーパーで包んでも。

saikosan

saikosan

さいこさんの創作セカンドライフ

0コメント

  • 1000 / 1000