いまも約束の時間が近づけば胸は高鳴る。ここに居れば、やって来ることは解っているのに、家デートも数えきれないほど重ねてきたのに。ドアチャイムが鳴れば、そんな脈動をかくし、クールな微笑みで出迎える。前のめりに求めあう期間は過ぎた。テーブルに並べる料理に見栄も企みもないけれど、今の愛しみをしのばせたい。「お腹すいている?」「うん」チヂミを一品くわえよう。重くなりすぎないよう粉は少なめ、カリッと仕上がる米粉と片栗粉で。こんがりと焼き目がつけば、高鳴りは食欲にすっかり乗っ取られている。さ、一緒に食べよう。
作り方
① 青菜(小松菜・水菜など 100g)は根本をとり、3cm程度に切り分ける。
※写真は水菜バージョン
② ボールに米粉(40g)と片栗粉(10g)と水(50 cc)、塩と鶏がらスープパウダ―をそれぞれ少々入れ混ぜ合わせる。
③ 青菜と素干しエビ(5~8g)を②に加え、混ぜ合わせる。
④ 熱したフライパンにゴマ油を少量たらし、タネを入れ薄くのばしながら形を整える。
⑤ 弱火で5~8分こんがり焼いたら、ひっくり返して、さらに同程度焼く。仕上げにフライパンのまわりから少量のゴマ油をたらし、焼きつけたら火をとめる。
⑥ 食べやすいサイズにカット。つけダレ(酢・醤油・コチジャンそれぞれ適量を混ぜあわせたもの)をそえる。
※フライパンの蓋は必要ありません。粉の分量を増やし厚くモチッとさせるときは、蓋をして蒸し焼きにしてください。
※素干しエビの代わりに、しらす、カニカマ、竹輪など(塩味と旨味のあるもの)でも美味しいです。
※お好みで、砕いたナッツや糸唐辛子をトッピングしてもよいです。
※つけダレはお好みで、甘味(砂糖やシロップ)を加えても。 ぽん酢+ラー油など、別の組合せダレでも楽しめます。
※上の写真は「小松菜+しらす+仕上げに砕いたクルミ」バージョンです。
0コメント